責任世代として
めざすべき未来がある
今、「少子化」「高齢化」が空前のスピードで進んでいます。この現象による課題の本質は、世代構成のバランスにあると考えております。
人口も経済も成長することを前提に作り上げられてきた行政システム。前提が変われば行き詰まりが生じるのは理であり、理であるからこそ修正することは必然です。
人口増加 高度経済成長 |
⇒ | 税収増加 | ⇒ | 今の制度 |
↓↓ | ||||
人口減少 経済低成長 |
⇒ | 税収停滞 | ⇒ | 新たな制度へ |
その第1歩とするのは「前提となっていた環境や固定概念を取り除く意識改革」であり、その上での「持続可能性の追求」であると考えております。具体的には、行政規模のダウンサイジング。つまりは、身の丈にあった予算規模へ転換をし、「福祉と教育」に軸足をおいたシンプルで質実な行政サービスに再構築することです。
そのように舵を切るには、自助・共助を向上させる仕組みを同時に進めなければならないと考えております。
その大きな柱が、次の2つです。
寝屋川市の“ふるさと化”
私たちが暮らしている「寝屋川市」は、経済の成長と共に多くの方々が生活の場とされてまいりました。今では、第1世代、第2世代、第3世代、第4世代へと代を重ね、多くの方々の「ふるさと」になっています。
「心の宝物」である“ふるさと”を誇れる街にしたい気持ちは誰も同じです。多世代の家族が同居・近居することによって、世代構成のバランスが保たれるとともに、ふるさとへの思いをより具現化しようとする方向へ向かいます。
「全員参加型社会」の実現
今ある課題には「核家族化」が起因しているものが多くあります。それを克服するには、地域の絆を再構築すること、つまり、住民全員が参加できる「真の住民自治」の実践であると考えております。
私たち一人ひとりが主役となり、地域のまちづくりや運営に携わっていくことこそ、未だに経験したことのない社会を切り拓き、幸福感を向上させる原動力となります。
さらに、労働者、事業者が将来減少していくと予想されることから、自治組織が地域密着・地域完結型のサービスを行うことによって、地域・住民・行政の三方がよくなる仕組みが可能です。
誰にもやさしく、
安心な街
~人が中心。
安全安心を確かなものに~
笑顔で元気に過ごすには、毎日の安心感・充実感が必要です。「人生100年時代」「認知症にやさしいまち」「危機管理」をキーワードに、子どもからお年寄りまで、誰もが安心して暮らせるまちづくりを推進します。
- 「安全」の更なる強化で「安心」につなげます。
- 健康寿命・日本一に取り組みます。
- 「水を治める」政治の原点を追求してまいります。
- 中核市の機能とコラボし、最大益を目指します。
活力あふれる街
~次代を見据えた、
イノベーションを~
活力があってこそ、人・もの・情報が交流します。コンパクトな市域や本市の立地条件を最大の武器とした積極姿勢が必要です。まち・組織・システムにイノベーションを起こします。
- 雇用数の増加。産業活性化と定住化に不可欠な施策です。
- 老若男女の社会進出と、地域貢献のシステムと場を創ります。
- まちの新陳代謝を促進し、交流が広がるまちに転換してまいります。
- 地域協働とコミュニティ・ビジネスの融合で、地域と人を元気にします。
心と心が通い合う街
~つながりから生まれる力を、
生活の原動力に~
人は宝です。個人・家族による「自助」、近所同士での「共助」を通し、つながりから生まれる力を大きくしていく視点を持ち、「寝屋川人」として誇れる街にしてまいります。
- 「住んで良かった」。個人重視の心温まる福祉に取り組みます。
- 「生まれて良かった」。子育てを楽しむ環境と、豊かな心と確かな学力を育みます。
- 「住み続けたい」。みどりと文化に軸足を置いた、品格ある都市空間を創造します。
- 「住むなら寝屋川市」。市民との情報共有を高め、真の住民自治に転換します。
持続可能な街づくり
~子どもたちの未来のため、
さらなる持続可能性を~
「『未来』と『今』、どのように変わっていくのか」想像力を働かせ、世代間バランスを考えた対応が必要です。クロス・セクター・ベネフィットによる総動員体制へと転換してまいります。その出発点は「市民益」に他なりません。
- 世代別人口構成を意識し、今と未来に責任をもった政策を提言してまいります。
- AIなどを利活用したスマートシティに転換し、行政改革・市民サービスに挑みます。
- 「市民の納得度」を指標とした行政システムで、質の高いサービスを提供します。
- 公共施設の最適機能を見極め、複合化に取り組んでまいります。